中古車市場が活発になるためには

中古車は新車と異なり、相場により価格が推移しています。中古車市場は特異な性質があり、中古車流通業者間や消費者に対して売買が行われることで価格が変化し、その価格変動は相場となり、日々変化します。新車であれば、メーカー希望小売価格が決まっており、全国どの販売店でも値引きや下取りを除けば価格は決まっており、それをもとに登録諸費用やオプション価格と共に購入価格が決まります。中古車の場合、販売店が価格を決めており、その価格は、仕入れに対して利益を上乗せしています。

仕入れ価格は、下取り価格もしくは買取価格のほかにオークションでの落札価格となります。下取りや買取は相場をもとに転売が可能か否かを評価して価格を決めます。オークションの場合、出品されている車にはそれぞれ出品者がおり、出品者が相場をもとに出品価格を決めています。競りがスタートすると購入を希望する業者が入札に参加し、もっとも高い価格の業者に落札されます。

この時に人気が高く競り上がってしまうと、相場が変動し、買取価格や販売価格に影響が出ます。どのような車の価格が上昇するのかと言えば、市場評価が高い車種が価格が上昇する傾向が見られ、それは新車販売が多い車です。新車販売が多い車は消費者人気が高く、もちろん中古車人気も上がります。新しいものが多く生まれることが中古品を増やすこととなり、中古流通量や中古価格に大きくは反映するのです。

さらに、程度やグレード、年式、走行距離が加味されます。